Piggydbの機能一覧
情報の単位「フラグメント」
以下のようにフラグメントはブログに記事を追加していく要領で作成できます。
カレンダー
フラグメント同士を結びつける
フラグメント・ツールボタン
どのような操作が提供されているかについては、以下に関連機能へのつながりを作っておきましたので、そちらを参照して下さい。
フラグメント同士を結びつける
たくさんフラグメントを登録しても、そのままではお互いに関連を持たないバラバラの情報です。Piggydbではフラグメント同士に「つながり」をつくることができます。これによって、バラバラの情報をより価値の高い「知識」へと成長させることができます。
階層構造とネットワーク構造
「つながり」をつくる方法
つながりアイコンをドラッグして、
他のフラグメントにドロップすると、
以下のような確認ダイアログが表示されるので「作成」ボタンをクリックします。
以下のようにつながりが作成されます。
フラグメント・ツリービュー
フラグメントページには、そのフラグメントからつながりのあるフラグメント(子フラグメント)の一覧が表示されています。タイトルの左側にある [+] トグルをクリックすることで、そこからつながるフラグメントをどこまでも辿ることができます。
ツリーの右上にある「並び替え」ボタンをクリックすると、並び替えモードになって、ドラッグアンドドロップで子フラグメント(直接の子だけ)の順番を変更できるようになります。この順番はデータベースに保存されます。
フラグメントをタグで分類する
Piggydbでは、フラグメントに対して、その内容を表現するタグ(ラベル)を貼り付けることができます。タグは検索のための目印となる情報です。あなたが今見ているこのフラグメントにもいくつかのタグが貼り付けられています。
タギングの可能性
タグはとても柔軟性の高い分類の方法です。
情報を整理するための手法としては、予め分類の体系を作っておき(カテゴリー)、情報をそれらのいずれかに振り分けていく、というトップダウンのやり方が一般的でしたが、タギングはこれと反対で、ボトムアップに情報を分類します。
どのような分類があるのかは気にせずに、その情報に相応しいと思えるラベルを思いつくだけ貼っておいて、同じラベルの付いたものを後から引き出す、というのがタギングのコンセプトです。
Piggydbのタグシステムは、従来的なタグ(ボトムアップ)としての使い方だけではなく、カテゴリーのように予め分類を作っておいて、それらを適用する(トップダウン)という使い方も可能です。必要に応じて両方の使い方が出来るようになっています。
さらにタグはカテゴリーと違って、単なる分類・整理の用途には留まらず、様々な応用が可能です。例えば、自分がやらなければならない仕事の一覧(TODO)を管理したり、情報を共有している他のユーザーに対するメッセージとして利用したり、等等。
特殊タグ
タグをタグで分類する(階層タグ)
例えば、「言語」→「英語」のような関係をつけておけば、「英語」というタグをつけるだけでその情報は同時に「言語」という意味も持つようになります。「言語」というタグで情報を検索すれば、「言語」の意味を持つ全ての情報(例えば、「英語」だけでなく、「日本語」とか「中国語」なども)を見ることができます。これが「タグの意味が継承される階層タグ」機能です。そして、たとえタグが大量に登録されても、階層によって整理することができますので収拾がつかなくなるという事態は避けることができます。
フラット(一階層)なタグとフォークソノミー
Web2.0に分類される、多くのインターネットサービスが採用するタグシステムがフラット(一階層)であることには理由があります。複数の人間によって付けられるタグの、意図しない一致による集合知やコミュニケーションの発生を目的にしているためです。いわゆるフォークソノミー(folksonomy)と呼ばれるものです。こういった場ではできるだけコストの低い分類方法が求められます。
Piggydbは、こういったWeb上のサービスとは異なり、情報の共有を個人あるいは少人数に限定することによって、人のメンタルモデルが持つ本来の複雑さをできるだけそのまま表現できるような道具立てを提供する、というのが一つのコンセプトになっています。
タグ付けの際、親子関係にあるタグと入れ替わる仕様について
仕様について気になった点がありますので、報告させていただきたいと思います。
タグA | +―タグB
わたしは概念とタグを対応させて使っており、より広い概念が親に、その概念に属するものが子になるようにタグのツリーを構成しています。
そのため、タグBが設定されているところで、タグAを設定すると(操作を誤る・気付かず、など)、タグBが削除されてしまい、狭い概念の情報が消え去ってしまうのです。
より具体的な例を示します。
タグ「乗り物」 | +―タグ「車」
上のタグ構造で、フラグメント「トヨタのリコール問題」にタグ「車」を割り当てたとします。ここで、タグが設定されていることを失念するなどして、これは乗り物に関する記事だ、ということでタグ「乗り物」を設定すると、このフラグメントから「車」というタグ情報が消えてしまうのです。
このような仕様は、より細かい概念でフラグメントを仕分けたのに、その仕分けされた情報を消去してしまう場合があることになります。
他の意図をもってこのような仕様にされているのかもしれませんが、上記のような使い方をした場合には予期しない動作となるので、仕様の変更について検討いただければと思います。
出来上がった知識を眺める「ドキュメント・ビュー」
ドキュメント・ビューは、選択されたフラグメントを起点として作成された、シンプルなXHTML文書を表示する機能です。この文書は登録した情報をまとめて見る場合に便利ですし、印刷にも適しています。表示する範囲はつながりを辿って2つ先のフラグメント(孫)までが対象となります。
作成したドキュメントを部分公開機能で発表する
マルチユーザーでコラボレーション!
初期状態のPiggydbに用意されているユーザーはownerユーザーのみですが、複数人でデータベースを共有したい場合は、簡単にユーザーを追加することができます。
特殊タグ: #user
Piggydbの基本機能で実現されたユーザー管理
ユーザーはフラグメントとして管理されるので、
匿名アクセス機能で情報を公開
基本的にPiggydbは、個人であれグループであれ、ログインユーザーのみに閉じて利用するプライベートなツールですが、この機能を有効にすると、ログインしていない匿名のユーザーにもデータベースの内容が公開されるようになります。
ただし匿名ユーザーはデータの編集を行うことはできません。あくまで閲覧のみです。データベースの中身を変更する場合は、匿名アクセス機能の有無に関わらず、ログインしていることが前提となります。
このサイト(piggydb.jp)自体が、匿名アクセス機能を利用しています。このように、作ったデータベースを完全に公開したい場合は、この機能を使うことで実現できます。
匿名アクセス機能は、部分公開機能(#35)とは異なり、全ての情報を公開することになります。
全文検索
ページ上部、メニューバーの右側に、キーワード検索のためのフォームが配置されています。キーワードを入力して検索ボタンをクリックすると、データベース内のフラグメント、タグを検索して、その結果を表示します。
キーワードは、スペースで区切ることにより複数指定することができます。複数のキーワードが指定された場合、それら全てのキーワードを含むフラグメントを検索します(AND検索)。
フラグメント一括処理機能
Piggydbでは、複数のフラグメントを選択して、それらのフラグメントに様々な処理を行うための仕組みが提供されています。ショッピングサイトのカートのような感覚で、色々なページを移動しながらフラグメントを選択して、後でまとめて処理することができます。
1. フラグメントを選択する
フラグメントには、以下のように選択を行うためのチェックボックスが備わっています。