フラグメントの作成・編集

テキストの整形

Piggydbが提供するルールに従ってテキストを入力することによって、以下のような感じでテキストを整形することができます。

  1. 項目 1
    1. 項目 1.1
  2. 項目 2
用語1
用語の説明をここに書きます
用語2
用語の説明をここに書きます
これは引用文です。
入れ子の引用も可能です。
Cell 1Cell 2Cell 3
Cell 4Cell 5Cell 6

テキスト整形のヘルプ

テキスト整形のルールはエディタの右上にあるヘルプボタンをクリックすると表示されます。

特殊タグ: #pre → ...

一つのフラグメントの中で整形済みのテキストを書く場合には、対応するWiki記法(#43)がサポートされています(行頭をスペースで始める)。しかし、フラグメント全体を整形済みテキストとして扱いたい場合は、#preタグが便利です。
#preタグを付加されたフラグメントの内容は、スペースや改行などを含めて、そのまま表示されるようになります(Wiki記法は全て無視されます)。

テキスト整形ルールの拡張について → ...

Piggydbの基本思想としては、情報を視覚的にどう見せるかということよりも、どのように構造化されているのか、という部分を強調したいと思っています。ですので、今のところフォントの装飾に関するマークアップをコア機能に追加する予定はありません。
しかしながら、これはあくまでもコア機能の方針です。次のメジャーバージョン(V5.x)のテーマは「拡張性」を予定していますので、コア機能に無いものはユーザーが自由に拡張できるようにしていきたいと考えています。このテーマにWikiマークアップの拡張も含まれると思います。
とは言っても、V5.xがいつ出るのか現状では全く分からないので、もしGreasemonkeyで解決できるのであれば、そちらの方が早いかもしれません。

ファイルフラグメント

フラグメントはテキストだけに限りません。ファイルフラグメントとして登録できます。テキストでは表現できない情報、例えば画像などをフラグメントとして登録して、他のフラグメントと関連付けることができます。
以下のように、テキストとファイルを切り替えるスイッチがありますので、ファイルを選択すれば、ファイル登録することができます。

画像ファイルの表示

登録されたファイルが画像ファイルの場合は、以下のようにその内容が表示されます。

フラグメントの埋め込み

フラグメントの内容に別のフラグメントの内容を埋め込むことができます。埋め込みを行うためには以下ように記述します。
fragment:番号:embed」というのが埋め込みを行うための記法です。
上のように、画像ファイルを他のフラグメントの中に埋め込む、というのが最もよくある使い方かもしれません(上のスクリーンショットも埋め込まれた画像フラグメントです)。

対象のフラグメントがどのようなものでも埋め込むことが可能

画像ファイルを他のフラグメントに埋め込みたいというケースは多いと思います。ただこれだけではありません。対象のフラグメントがどのようなものでも埋め込むことが可能です。

フラグメントをタグで分類する

Piggydbでは、フラグメントに対して、その内容を表現するタグ(ラベル)を貼り付けることができます。タグは検索のための目印となる情報です。あなたが今見ているこのフラグメントにもいくつかのタグが貼り付けられています。
作成されたタグの一覧は「タグ」メニュー(#44)から見ることができます。その中から一つのタグを選んでクリックすれば、そのタグが貼り付けられているフラグメントの一覧を見ることができます。

タギングの可能性 → ...

タグはとても柔軟性の高い分類の方法です。
情報を整理するための手法としては、予め分類の体系を作っておき(カテゴリー)、情報をそれらのいずれかに振り分けていく、というトップダウンのやり方が一般的でしたが、タギングはこれと反対で、ボトムアップに情報を分類します。
どのような分類があるのかは気にせずに、その情報に相応しいと思えるラベルを思いつくだけ貼っておいて、同じラベルの付いたものを後から引き出す、というのがタギングのコンセプトです。
Piggydbのタグシステムは、従来的なタグ(ボトムアップ)としての使い方だけではなく、カテゴリーのように予め分類を作っておいて、それらを適用する(トップダウン)という使い方も可能です。必要に応じて両方の使い方が出来るようになっています。
さらにタグはカテゴリーと違って、単なる分類・整理の用途には留まらず、様々な応用が可能です。例えば、自分がやらなければならない仕事の一覧(TODO)を管理したり、情報を共有している他のユーザーに対するメッセージとして利用したり、等等。

特殊タグ → ...

通常、タグフラグメントを分類するために利用しますが、Piggydbならではのユニークな機能として「特殊タグ」があります。特殊タグフラグメントに付けることで、フラグメントに様々な機能を持たせることができるようになります。
特殊タグは、他のタグと区別するために、文字 '#' から始まる名前を採用しています。
特殊タグも通常のタグと同様、タグによって分類したり、また特殊タグの機能を継承する子供のタグを作ることができます。

タグをタグで分類する(階層タグ) → ...

タギングの問題点は、タグの数が多くなった場合に収拾がつかなくなってしまうことです。また、本来分類には上下関係がありますが、従来のタグシステムでそれを表現するのは非常に手間がかかります。
Piggydbではタグに上下関係をつけることでこの問題を解決します。フラグメントだけではなく、タグ自身もタグで整理することができるのです。
例えば、「言語」→「英語」のような関係をつけておけば、「英語」というタグをつけるだけでその情報は同時に「言語」という意味も持つようになります。「言語」というタグで情報を検索すれば、「言語」の意味を持つ全ての情報(例えば、「英語」だけでなく、「日本語」とか「中国語」なども)を見ることができます。これが「タグの意味が継承される階層タグ」機能です。そして、たとえタグが大量に登録されても、階層によって整理することができますので収拾がつかなくなるという事態は避けることができます。

タグビュー → ...

ページ上部の「タグ」メニューをクリックすると、現在登録されているタグの一覧を、様々な形式で見ることができます。

タグの名前変更と削除 → ...

タグの名前変更と削除は、タグページにて行えます。
下のスクリーンショットの①の部分に、名前変更と削除のためのツールボタンがあります。

タグジャンプ → ...

キーワード検索用のインプットボックスにタグの名前を入力して、タグジャンプ用のボタンをクリックすると、タグページに直接ジャンプできます。タグジャンプ用のボタンは、検索ボタンのとなりに配置されています。
このインプットボックスではタグ名の補完ができるようになっていますので、タグの最初の何文字かを入力して、補完して、タグジャンプ、という感じで素早くタグページに移動できます。

フィルタでより高度な検索を行う → ...

Piggydbに用意された「フィルタ」という仕組みを使うと、複数のタグを組み合わせて、より高度な検索を行うことができます。
フィルタを利用するためには、「フィルタ」メニューから「新規フィルタ」を選択してクリックします(#114)。

関連するタグ

タグページやフィルタページのサイドバーには、以下のスクリーンショットのような「関連するタグ」の一覧が表示されます。関連するタグとは、タグフィルタで検索されたフラグメントについて、現在検索条件となっているタグの他にはどのようなタグが付いているかを調べてリストアップしたものです。
上の画面のように関連するタグは件数順にリストアップされます。「× 34」のような形でそのタグの件数が表示されます。
それぞれのタグの右側には「+」と「-」ボタンが付いていますが、これらのボタンを利用して現在表示されているフラグメントのリストをさらに絞り込むことができます。「+」をクリックすると、そのタグを検索条件に追加、「-」ボタンをクリックすると、そのタグで分類されているフラグメントをリストから除外します。

タグパレット(ドラッグ&ドロップでタギング)

ページ上部、メインメニューバーの右側にあるタグアイコンをクリックすると、以下のように現在登録されているタグの一覧を見ることができます。パレット上のタグ名をクリックするとそのページにジャンプすることができます。
タグパレット上にあるタグは以下のようにドラッグすることができます。
タグをドラッグして、フラグメントの上に移動すると、以下のように対象のフラグメントがハイライトされます。このようにハイライトされている状態でタグをドロップすると、そのフラグメントにドロップしたタグを追加することができます。

ちょっとした修正

フラグメントの編集を行うためのフォームに以下のような「ちょっとした修正」というチェックボックスがあります。このチェックボックスをチェックして「登録」すると、タイムスタンプの更新が行われません。
タイムスタンプの更新が行われない場合、以下のような効果があります。

タイトルが思いつかなくても、とりあえずコンテンツだけでも登録しておく

以下のように、タイトルの入力ボックスの位置を一番上からコンテンツの下に移動しました。
元々、すべての入力項目はオプショナル(省略可能)だったのですが、優先度に基づいて並び替えを行いました。つまり、タイトルとタグについてはあくまでオプショナルである、ということを強調するためにこの順序にしてみました。
この変更に伴って、見出しの自動生成機能が追加されています。タイトルを省略してもコンテンツから見出しを自動的に作って、リストビューなどで表示します。
以下の例では、フラグメント#2, #3のタイトルは省略されていますが、子フラグメントの表示では見出しとしてコンテンツの一部が表示されています(ファイルフラグメントの場合はファイル名)。
リストビューでも自動生成された見出しが表示されます。
この変更によって、とりあえずコンテンツだけでも登録しておけば見出しは自動生成されるので、より気軽に情報を登録できるようになったのではないでしょうか。