コンフィグレーション(システム設定)
Piggydbにはシステムの動作をカスタマイズするためのコンフィグレーション機能が提供されています。パッケージごとに設定方法が若干異なります(いずれの場合も設定項目の名前は共通です)。
- スタンドアロン・パッケージ
- パッケージ内の application.properties を編集してサーバーを再起動します。
- All-in-Oneパッケージ
- run.bat あるいは run.sh を編集してサーバーを再起動します。
- Tomcatの場合
- CATALINA_OPTS環境変数を利用して設定
- TomcatをWindowsサービスとしてインストールしている場合 → #23
データベースファイルの配置場所を変更する
- piggydb.database.prefix
- データベースファイルを配置するフォルダ(ディレクトリ)
- piggydb.database.name
- データベース名(データベースのファイル名に利用されます)
- デフォルト値
- piggydb.database.prefix: ~/piggydb
- piggydb.database.name: piggydb
- Windowsの例
- データベースフォルダを C:\data データベースの名前を "piggydb" とした場合
- piggydb.database.prefix: file:C:/data
- piggydb.database.name: piggydb
- フォルダへのパスの書き方は、file: で始まるURL形式にする必要があります。通常のWindowsのものとは異なることに注意して下さい。
- データベースフォルダを C:\data データベースの名前を "piggydb" とした場合
- Unixの例
- データベースファイルの作成場所を /data データベースの名前を "piggydb" とした場合
- piggydb.database.prefix: file:/data
- piggydb.database.name: piggydb
- ディレクトリへのパスの書き方は、file: で始まるURL形式にする必要があります。
- データベースファイルの作成場所を /data データベースの名前を "piggydb" とした場合
Tomcatを利用している場合は、CATALINA_OPTS環境変数にてシステムプロパティを設定する
例:
CATALINA_OPTS=-Dpiggydb.database.prefix=file:/data -Dpiggydb.database.name=piggydb
匿名アクセス機能の設定方法
- 設定項目: piggydb.enableAnonymous (true: 有効, false: 無効)
All-in-Oneパッケージの場合
All-in-Oneパッケージの場合、初期状態では匿名アクセス機能は無効になっています。有効にする場合は、run.batファイル(Linux, Mac OS Xなどの場合は、run.shファイル)を以下のように編集します。
-Dpiggydb.enableAnonymous=false (匿名アクセス無効) ↓ -Dpiggydb.enableAnonymous=true (匿名アクセス有効)
この設定はサーバーの起動時に反映されます。設定を書き換えた場合は、サーバーを再起動して下さい。
warファイルの場合
warファイルを利用している方は、匿名アクセスを予め「有効」に設定したバージョンを用意しましたので、匿名アクセスを利用したい場合はそちらを利用するのが手軽です。warファイルは Piggydbダウンロード からダウンロードできます。
- piggydb-<version>.war → 匿名アクセス無効
- piggydb-<version>-anonymous.war → 匿名アクセス有効