#717 図解的思考による"よりよい分類方法を発見"問題への対応   10 years ago (magician) Document
こんにちは、magicianです。GWを迎えるに当たってぜひPiggydbユーザーのみなさんに試して欲しい、知的生産技術を紹介させて頂きます。(実験中の知的生産技術なので、継続的な実績はありません。あしからず)
図解と組み合わせてPiggydbをより使いこなす手法です。
まず、Piggydbはマルと矢印で作られた図解を、意味的な構造を維持したまま、個々のフラグメントを独立させた状態で、データベースに入力することが可能です。("接続詞フラグメント"を挟んで間接的に"つながり"を作ることを組み合わせる必要があります)図解によってビジュアルで示された、関係や位置、構造などをきちんとPiggydbで再現出来ます。
また、Piggydbで知的生産を行うときのキーワード、"ボトムアップ"による"タグ"や"つながり"の発見、という考え方は、手書きによる図解を行うことで、とてもよく理解できるようになると思います。私は、日頃のメモを"100円ノート超メモ術"で取り、アイデアの創造や学習の理解をiPadの手書きノートアプリ"Note Anytime"で図解して行っています。こういう風に、日頃からインデックスや図解による思考に慣れてくると、よりスムーズにPiggydbでボトムアップ的な知的生産を行えるようになると思います。
例えば、私は大体一週間に1冊のペースで100円ノートを使い切るので、毎週、インデックス(="タグ")を考え直す事になるのですが、やはり段々と使いやすいインデックス(="タグ")を思いつくようになってきます。手書きの図解も、理解できるようになるまで、何度も図解を書き直しますが、2回目、3回目と作り直すたびにやはり頭の中がどんどんクリアになっていきます。
これが重要で図解には"同じテーマのものを何度も作り直すことでよりよい図解が生まれる"という本質があります。この考え方に慣れてくると、分類におけるジレンマ"ユーザーの成長による分類の老朽化、新たな分類による更新欲求"と上手く付き合えるようになってきます。つまり、Piggydbの"タグ"や"つながり"を図解と考えれば、それらが何度も作り直されることは当たり前だと考える事が出来るようになります。
また、私はPiggydbと手書きの図解を相互に繰り返して描くことがあります。まずは、手書き図解を見ながら、Piggydbに入力しデータベースとして機能させる。逆に今度は、Piggydbの情報を手書きで図解し直し、ビジュアルによる一覧性・俯瞰の視野を手に入れる。そして、又図解し直して、と相互に繰り返すことで、新たな視野で知的創造を行うことが出来ます。このとき、Piggydbでは過去の図解を再利用、再構築する事が容易であるということが、大きなメリットであり特徴だと感じています。
そして、Piggydbは他者にその本質的な使い方を紹介するのが難しいツールでしたが、図解を絡めることで、幾分か分かりやすく伝えることが可能になるのではないか、私はそう考えています。
以下は、参照した本やアプリ、記事の一覧です。
 
  • → #718 "図解性">”検索性”によるタグの分解の一例   10 years ago (magician) Document
  • → #720 図解を分解して蓄積し、関係や構造を再構成できるツール"Piggydb"   10 years ago (magician) Document
  • → #721 「同じテーマのものを何度も作り直す」   10 years ago (owner) Document
  • → + #722 「図解」について   10 years ago (owner) Document