#719 形容詞タグと副詞タグ   10 years ago (magician) Document
タグを付ける場合のヒント、形容詞的タグと副詞的タグで使い分けるイメージを紹介します。
形容詞タグというのは、名詞を修飾するタグですね。固有名詞のタグやトップダウン的な分類のタグの付け方が形容詞タグになります。固有名詞のタグが形容詞タグになるのは、例えば正式な英語では"a game of football"と表現されるものがしばしば"a football game"と表現されることを思い浮かべてもらえれば理解できると思います。
形容詞の視点で詳しく分類しようとすれば、簡単に詳しく分類できます。例えば、中村俊輔選手を分類するなら、"横浜Fマリノス"、"日本代表"、"セルティック"、"CL"、等々。しかし、逆に言えば、一言"中村俊輔"というキーワードを聞いただけですぐに思いつく分類でもあります。つまり、省略して構わないタグな訳です。(知らない分類でも、Googleで調べればすぐに分かるタグです)
実際には、中村俊輔選手の"プレイに関するフラグメント"を作成したときに、"中村俊輔"という固有名詞の形容詞タグを1つ、つけておけば充分なのです。
次に、副詞タグです。副詞とは英文法では、"動詞、形容詞、その他の副詞を修飾する語"です。具体的な例を挙げれば、5W1Hタグや感情タグ、Quesutionタグ、Eureka(アハ体験)タグ、intelligenceタグ, その他の抽象的なタグ等です。図解して浮かび上がったキーワード、つまりボトムアップで生まれたタグも重要な副詞タグです。
こちらは、本人の心や頭の中にのみ存在する事柄が中心となるタグになるので、忘れないうちに、すぐにどんどん付けていった方が良いです。特に図解的なタグの付け方をしている場合、過去のタグに無理に合わせようとせず、思いついた素直な言葉でタグを付けていくことをオススメします。
例えば、"優勝のかかった試合"(When)、"大興奮"(感情タグ)、"ファンタスティック"(抽象的)などです。これらを各試合ごと、もっと細かく各プレイごとにフラグメントに分けてそれぞれにタグを付けていくと、後で思い返しながら、Piggydbを見たときに、とても面白いことになると思います。
ちなみに"検索性"ですが、あくまで自分自身が使う場合は、"全文検索"や"つながり"なども頼りにして、記憶を元に情報を探すことが出来ると思います。逆に他者に探させる場合は想定していません。正直、プレゼンテーションなどの勉強をしていると、普段のデータベースから他人に理解させることを意識することはとても難しいなと感じています。だから、そこは割り切って自分自身が探せればOKと考える方がよいかなと思います。
以下は参照した書籍やページの一覧です。
 
  • → #720 図解を分解して蓄積し、関係や構造を再構成できるツール"Piggydb"   10 years ago (magician) Document