"図解性">”検索性”によるタグの分解の一例

少し視点を変えて、"図解性">”検索性”という優先順位で"タグ"による分類を行った場合におきる現象をサッカーの1試合ごとのプレイを分析する場合を例にして説明します。
という風に、各プレイを個々のフラグメントに入力していきます。これが仕事ならば、毎試合同じ基準でフラグメントを作成する必要がありますが、趣味の場合はバラつきがありますよね。大勝した試合や悔しい負け方をした試合は、ゴールにつながらなかった細かいプレイまで図解を作って詳しく分析しますし、なんだかつまらない普通の試合はゴールシーンだけ記入して終わり。上の例でも"vs川崎"戦は詳しく分析して、プレイの感想まであり、"甲府"戦はさっと記入して終わりです。
ここで、例えば後で"ナイスプレイ"というタグから該当するフラグメントを探したいと思ったとします。そうなると当然プロの試合ですから、つまらなかった"VS甲府"戦にも"ナイスプレイ"はあったはずなのですが、詳しく入力していないので、フラグメントは見つかりません。
しかし、"vsFC川崎"戦は詳しく分析したので、きっと"ナイスプレー"が記入されたフラグメントが見つかるはずです。しかし、何故か見つかりません。それはあまりに興奮していたので、仁クンのラストプレイは"ファンタスティック"や"意地のゴール"、"覚醒のきっかけ"などというタグで分類されていたからです。もちろん、"ナイスプレイ"でもあったのですが、そのタグは付けるのを忘れていました。しかし、それで良いのです。
”検索性”を優先したタグ付けであれば、上記の例は受け入れにくいモノでしょう。しかし、"図解性"を優先したタグ付けでは、タグの表現が揺れるのは当たり前なので、コレで良いのです。検索は"全文検索"で充分です。
ここで、何度も図解を作り直すという視点を思い出してみましょう。仮に、今シーズン横浜FマリノスがJリーグで優勝したとして、"優勝のための勝ち点獲得"という視点で図解し直すことを想像してみます。そこでは、先ほどの"vs川崎"戦の仁クンのゴールにはきっと"終了間際の逆転弾"というタグが新たに付けられることでしょう。勝ち点3の獲得に直接貢献し、シーズン全体で見ても重要なゴールだったと図解されるだろうからです。
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