#797 文学的視点から知的生産へアプローチする   10 years ago (magician) Document
上記のような書籍を取り上げておいて、ちゃぶ台を返すようなことを書いてしまいますが、知的生産の技術的なところは、書籍も含めてですが、あまり深く追求しない方が良いのではないかと個人的には思っています。何か現実的な課題に取り組む上で、結果としてそのような知見が得られたという方が良いと思うのです。
基本的には仰るとおりだと思います。やはり、実践で試した中で上手くいったものこそ、本物の知的生産の技術だと思います。ただ、私「知的生産フェチ」(#750 『手法に耽溺することの危険性と知的生産フェチ』)なので。
特に、「知的生産の技術」、「発想法」の二つの古典には、本当に新鮮な驚きと尊敬を感じたので。これぞまさに、知的生産の守破離における、「守」ではないかなと。なので、他にも良い「守」が無いかなと欲張ってしまったのです。
知的生産の書籍についても、書店で見かけるものはほとんどが内容の無いハウツーものや自己啓発的なものが多いですし、ほとんどコンプレックス商売の餌食になっているんじゃないかなあと。なので古典の方が良著が多いと思います
古典の方が良書が良いというのは、今のところ同意です。私が現在までに出会った書籍やウェブの情報で、上記の2冊を超える驚きを与えてくれたものは、未だにありません。
もしクリエイティビティ自体に興味をお持ちでしたら、知的生産そのものよりも、人間理解を深める方向に行った方が良いのではないかと思います。認知とか言語、身体など科学的なアプローチもありますが、突き詰めると結局は文学になるような気もしてます。
これは良いヒントを頂いた気がします。どうもありがとうございます。特に、文学というアプローチには興味を引かれます。実は、個人的には現在、「芸術」という表面から知的生産に関するアプローチをしているところなのです。イメージを表現する、という関連性の他にもいろいろと参考になる点が多々あり、面白いですよ。