閲覧初心者に対するユーザビリティについて
いつもながら,失礼を承知で長文記載します。
■ (私の)ポータルの第一印象 ■
ある程度内容を理解している人が,詳しく内容を確認したいときに使えるポータルという印象。
わかってるユーザ向け。検索かタグツリーからめぼしいものをクリックする利用法。
■ (初心者が)日本語マニュアルとしてポータルを見た場合 ■
オールインワンPKGにも日本語のマニュアルはありません。(readmeJPがあっても良さそうですが)
なんらかのタイミングでPigydbを知ったユーザはまずググると思うのですが
他のレビュー記事を参考にし,ある程度どういうものかわかった時点でオフィシャルな解説を望むと思います。
ググるとめぼしいのは本ブログとpiggydb.jp。
実質的にはブログ側からポータルに案内されるのでポータルに集約されるのですが
わからないものをわからない枠組みの中で説明されてさらにわからなくなるのではと危惧。
例えるなら運転経験のある人を外国につれていき,
標識の意味を教えぬまま走ってみればわかるからといって運転させるようなものです。
画面の構成要素から説明がないと,どう読み進めればいいのか迷います。
全くの初心者は,トップページがブログのように長いことに違和感を感じるかもしれません。
読むべきは#1だけなのに,下に長い一つの記事だと感じるかもしれません。
(...それはGoogleの検索ページからきた全くの一見様(見込みユーザ)かもしれません。)
現状はこれら構成要素は深い階層にあると思いますが,
特に親フラグメント,子フラグメント,フラグメント番号のリンクが多く迷い易い。
いっそPDFで配布してほしいと感じるはずです。
トップページのつもりで左上ロゴをクリックするとバージョン番号の英語ページ。
上の階層に行こうと思いながら右の分類をクリックするとタグに紐づいた一覧。
フレームライクな固定サイドバーだと思っていた右側が動的に変化してしまう。
これらのPiggydbならではの機能が,ますますワケ分からないものになります。
■ (初心者をペルソナに見立てた)ポータルの利用法について ■
おそらくわからないユーザならこうするだろうということで,
#1とその子フラグメント,ブックマーク内のフラグメントと子フラグメントを見ましたが,
それ以外のフラグメントも多そうですが,アクセス出来ませんでした。
せっかくmarubinottoさんが手間かけて構築したのに,
見出しらしきものが見つけられないので埋れているんだとおもいます。
■ (私が描いていた)ポータルの利用法について ■
Piggydbで自分が知らない機能とか,運用のTIPSを得たいと思いつつ
流しで読むつもりでしたが,少々無理がありました。
すべてを網羅しているようですが,完全に読みきる前にストレスを感じ中断しました。
私自身Piggydbとの関わりは長い方だと思いますが,それでも本ポータルを再度読むには抵抗感が拭えません。
フラグメント構成を理解しながら,右往左往して何度も同じ内容を読まされる感じ。
サイトマップのような全体像がないため終りが見えないからかもしれません。
■■■ 結局何が言いたいのかと小一時間考えました。 ■■■
- ユーザ層にあわせ,ポータルの使い方を案内するフラグメントを作る。
- 書籍風の見出しフラグメントを追加。
- 初期ユーザ向けに,ステップバイステップのPDFマニュアルと画面及び用語解説ページ。
- これらをドキュメントビューから作成したPDF及び配布向けページ。
作者の回答
ご指摘の点は、認識しつつも公開に踏み切ったという感じですね。
特に、「右往左往して何度も同じ内容を読まされる感じ」という部分に
問題点が集約されているのではないかと思います。
ご存知の通り、Piggydbはそもそも情報を見せる(公開する)ための
アプリケーションではないので、公開サイトとして利用することによって
ご指摘のような問題がはっきりと見えてきた、ということだと思います。
私自身がドキュメントを構築しながら、全く同じ感想を持ちましたし (^_^;
問題は「ネットワークを移動するときの分かりづらさと効率の悪さ」
だと思います。そして、これはある意味、Piggydbの特徴と表裏一体です。
Piggydb Blogにも書いたのですが、これは結構面白いテーマだと思います。
今まで通り、コツコツと改善して行きたいですね。
ただ、現状の方向性としては、手取り足取りのドキュメント作成、
ケニーさんが仰る、いわゆるPDFのような普通のドキュメントの作成
についてのプライオリティはそれほど高くありません。
というのも、色々な人にPiggydbについて説明してきて、
「Piggydbとは~のようなものである」という説明をしても
あんまり意味がないと気が付いてきたからです。
Piggydbはかなり汎用的なソフトウェアですので、
その操作方法やコンセプトを説明しても、「で?」という反応になりがちです。
なんと言いますか、Piggydbは従来のソフトウェアの代替を意図して
作られたものではないので、余計に「仕組み」だけを説明しても
意味がないんですね。
ということで、今年は「実例」を軸にした展開を考えています。
Piggydb.jpはそういう意味では、大きな実例なんですね。ただ、コンテンツが
Piggydbに関することだけなので、興味のある人だけに閉じちゃいますが。
Piggydbとは全く関係ない、結構大きな「実例」を、できれば来週にも出すつも
りです。Piggydbよりも、その「実例」自体に興味を持ってもらえれば、
ぐらいの感覚で考えています。