#729 レオナルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像   10 years ago (magician) Document
こんにちは、magicianです。#724,#725だけでは、ちょっと内容が理解しきれませんでしたが、"コンセプト","KJ法"、#728まで読んで、少しずつ作者様の意図が伝わってきたように思います。
まず、#723で私が述べていた「図解」については、"KJ法"における図解をそのまま空間的・時間的な制約の無い形でPiggydbにおいて、データーベース化出来ると言うことが、『私の中で実感できてきた』という事だと思います。私はそれを二次元(平面)・三次元(立体)・四次元(時系列)の制約を超えた「無次元図解」などと呼んでいます。「無次元図解ツールPiggydb」と。
実は先週末、上野の都美術館で行われているミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵「レオナルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像」|TBSテレビを観てきました。特に~レオナルド 思考の迷宮~と名付けられたアトランティコ手稿のフロアには数時間滞在して、何周も眺めましたが、レオナルドの手稿(天才のメモ)はとても興味深いモノでした。
例えば〈アトランティコ手稿:古典・絵画・人物のデザイン〉カテゴリー、《アナモルフォーズ(幼児の頭部と二つの眼)の習作、計算のためのメモ書き、テクスト》と題された手稿には、本当に幼児の顔や眼球のスケッチ、違う話題のテキスト、数式など天才以外にはどんな関連があるのかさっぱり想像できない事柄が一枚の手稿に描かれていました。一枚の紙における複数の事柄の空間的な配置などにとても関心をそそられ、簡単なスケッチまでしてしまいました。
Piggydbもレオナルドの手稿のように、他人には、いや自分自身でさえ思いつかなかった事柄同士の隠れた関連性、類似性、共通のコンセプトなどを発見できる可能性が秘められていると思います。
その為には、様々なジャンルに関する情報、アイデアを1つのPiggydbに集約し継続して蓄積していくことが重要なのではないかなと感じます。
ダ・ヴィンチ展、6月30日まで開催していますが、もし来場出来なくても、全ての手稿の図版が解説付きで載っているレオナルド・ダ・ヴィンチ展 公式図録(通常版)が2500円+送料でTBSから購入できます。Piggydbユーザーにはとても興味深い内容だと思うので、オススメです。