#559 「ドラマの台本」や「ノベルゲームのシナリオ」をPiggydbで作成する   初めてのPiggydb     8 years ago (magician) Document
  1. 新しいフラグメントを作成し、タイトルに「シナリオの名前」、本文に「あらすじやテーマ、出演者など」を書く。
  2. そこからつながりのあるフラグメントを作成(子フラグメント)し、「柱」(どこで、いつ)を作成します。
    1. タイトルに、シーン番号と「どこで、いつ」の描写を盛り込んで、本文は空白にしておきます。
  3. そこから、「柱」フラグメントからつながりのあるフラグメント(子フラグメント、シナリオの名前フラグメントから見て孫フラグメント)を並列で並べていきます。
    1. ト書(誰が、なにをしている)、セリフ(何を話している)を順番に並べていくのです。
    2. ここで、ト書きはタイトルを「ト書」、本文に「誰が、なにをしている」の描写を書いていきます。
    3. セリフはタイトルに「役名」を書き、本文に「セリフの本文」を書いていきます。
  4. これをシーンごと(柱)ごとに繰り返していきます。
以下に具体例を紹介します。

フラグメント [サンプルシナリオ] 本文:[あらすじ]
...子フラグメント タイトル:[1 さかのうろん・店内(夜)] 本文:[空白]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[薄暗い店内に、一人だけ残っている建造。]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[赤手拭を置いたテーブルで、ぼーっと酒を飲んでいる。]
...子フラグメント タイトル:[2 橋] 本文:[空白]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[渡っていくスクールバス。]
...子フラグメント タイトル:[3 百道・ウォーターフロント] 本文:[空白]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[幾何学的なデザインの超近代的な住居群。]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[マンションを見上げている晶江、ケイコ、建造。]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[興味なく橋を向いている一件。]
......孫フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「ここ? いいじゃない」
......孫フラグメント タイトル:[建造] 本文:「冗談やなかぞ。こげんピカピカしたとこに住めッか。ここは山の通らん! 第一、こげなとこでうどん屋のできるとか」
......孫フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「カズちゃん、どないする?」
......孫フラグメント タイトル:[一件] 本文:「……(ソッポ向いている)」
......孫フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「なァ、どないする?」
ラジオドラマ脚本の書き方/日本放送作家協会九州支部より、サンプルシナリオを引用させて頂きました。
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この手法の一番便利な点は、ズバリ、各シーンやセリフの並び替えが楽だということです。また、要らないと思ったシーンも、後で必要だと思えば、すぐにゴミ箱から戻す事が出来ます。
また、親フラグメントの本文に画像を表示させることもできるので、ノベルゲームのシナリオ作りにも役立つでしょう。その場合は、画像ごとにシーン番号を付け、画像フラグメントを親フラグメント、地の文、台詞を子フラグメントとする二層構造にすると、画像を見ながらセリフを書いたり、並び替えたりすることが出来るので、便利だと思われます。

フラグメント [1 さかのうろん・店内(夜)] 本文:[酒場の画像]
...子フラグメント タイトル:[地の文] 本文:[薄暗い店内で、建造が、一人だけ残っている。]
...子フラグメント タイトル:[地の文] 本文:[赤手拭を置いたテーブルで、ぼーっと酒を飲んでいる。]
フラグメント タイトル:[2 橋] 本文:[画像、夜の橋とスクールバスの画像]
...子フラグメント タイトル:[地の文] 本文:[夜の橋をスクールバスが渡っていく。]
フラグメント タイトル:[3 百道・ウォーターフロント] 本文:[マンションの画像]
...子フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「ここ? いいじゃない」  
...子フラグメント タイトル:[建造] 本文:「冗談やなかぞ。こげんピカピカしたとこに住めッか。ここは山の通らん! 第一、こげなとこでうどん屋のできるとか」
...子フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「カズちゃん、どないする?」
...子フラグメント タイトル:[一件] 本文:「……(ソッポ向いている)」
...子フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「なァ、どないする?」
※上記のサンプルをノベルゲーム風に少しアレンジさせてもらいました。

この場合、画像のついた親フラグメント群に共通の親フラグメントを作成すると、シーンごとの順番を並べ替えることも簡単に出来るようになります。
また、各フラグメントごとに、タグを付けることが出来るので、役者の名前でタグを作ってまとめたり、名言にタグを付けて一覧にしたり、そういういろいろな「遊び」ができるのも、Piggydbの魅力の一つです。
最後になりますが、何故、Piggydbがこのような便利な使い方が出来るのかと言いますと、Piggydbでは「フラグメント」という小さい単位が基準になっているからです。
Piggydbの「フラグメント」にはこの記事のような長文(Pomera DM20の1ファイルあたりの文字数の上限、全角約28,000文字をコピーしても問題なく動作しました)からセリフ一行の短文まで、幅広く使いこなすことができる柔軟な単位です。
つながりやタグ付けのことを考えたらできるだけ、「フラグメント」は短い文章で区切っていった方が良いと私も思います。その一方で分かりやすいフォーマットや目次のない短すぎる区切りの「フラグメント」は、他の人が読むときに読みにくいものになります。自分専用のPiggydbは短く区切り、ネット上のPiggydbは長めにまとめる、そういう使い分けが「フラグメント」を使いこなす上でのコツなのかもしれません。
 
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