以下に具体例を紹介します。
親フラグメント [サンプルシナリオ] 本文:[あらすじ]
...子フラグメント タイトル:[1 さかのうろん・店内(夜)] 本文:[空白]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[薄暗い店内に、一人だけ残っている建造。] ......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[赤手拭を置いたテーブルで、ぼーっと酒を飲んでいる。]
...子フラグメント タイトル:[3 百道・ウォーターフロント] 本文:[空白]
......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[幾何学的なデザインの超近代的な住居群。] ......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[マンションを見上げている晶江、ケイコ、建造。] ......孫フラグメント タイトル:[ト書] 本文:[興味なく橋を向いている一件。] ......孫フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「ここ? いいじゃない」 ......孫フラグメント タイトル:[建造] 本文:「冗談やなかぞ。こげんピカピカしたとこに住めッか。ここは山の通らん! 第一、こげなとこでうどん屋のできるとか」 ......孫フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「カズちゃん、どないする?」 ......孫フラグメント タイトル:[一件] 本文:「……(ソッポ向いている)」 ......孫フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「なァ、どないする?」
ラジオドラマ脚本の書き方/日本放送作家協会九州支部より、サンプルシナリオを引用させて頂きました。
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この手法の一番便利な点は、ズバリ、各シーンやセリフの並び替えが楽だということです。また、要らないと思ったシーンも、後で必要だと思えば、すぐにゴミ箱から戻す事が出来ます。
また、親フラグメントの本文に画像を表示させることもできるので、ノベルゲームのシナリオ作りにも役立つでしょう。その場合は、画像ごとにシーン番号を付け、画像フラグメントを親フラグメント、地の文、台詞を子フラグメントとする二層構造にすると、画像を見ながらセリフを書いたり、並び替えたりすることが出来るので、便利だと思われます。
親フラグメント [1 さかのうろん・店内(夜)] 本文:[酒場の画像]
...子フラグメント タイトル:[地の文] 本文:[薄暗い店内で、建造が、一人だけ残っている。] ...子フラグメント タイトル:[地の文] 本文:[赤手拭を置いたテーブルで、ぼーっと酒を飲んでいる。]
親フラグメント タイトル:[3 百道・ウォーターフロント] 本文:[マンションの画像]
...子フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「ここ? いいじゃない」 ...子フラグメント タイトル:[建造] 本文:「冗談やなかぞ。こげんピカピカしたとこに住めッか。ここは山の通らん! 第一、こげなとこでうどん屋のできるとか」 ...子フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「カズちゃん、どないする?」 ...子フラグメント タイトル:[一件] 本文:「……(ソッポ向いている)」 ...子フラグメント タイトル:[ケイコ] 本文:「なァ、どないする?」
※上記のサンプルをノベルゲーム風に少しアレンジさせてもらいました。
最後になりますが、何故、Piggydbがこのような便利な使い方が出来るのかと言いますと、Piggydbでは「フラグメント」という小さい単位が基準になっているからです。
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