#554 Evernoteをゆる~く快適に使い続けるためのたった一つのルール   6 years ago (magician) Document
たくさんのユーザーが様々に使いこなしいているEvernoteからPiggydb活用方法のヒントを盗むために、両者を併用して数日。両者の特徴を活かした使い分けのコツが見えてきました。
  • 「記録」と「発見」はPiggydbに
    • 「記録カード」は、私たちの身の回りの事実や現象を記述するのに使います。例えば、日記(生活、仕事、夢)、お金の収支、健康状態(体温・血圧・体重)、食事、天候(天気・気温・湿度)などは、記録カードに属します。
    • このような直感的な発見はすべて「発見カード」となります。例えば、生活・仕事のアイディア、発見、直感、理解、認識、ジョーク、詩、俳句など、私たちの頭・心から湧き出てくるものは、発見カードに属します。
  • 「GTD」と「参照」はEvernoteに
    • GTD(Getting Things Done)とは、David Allen 氏が提唱するタスク処理システムです(Allen, 2002)。GTD カードは、やるべきこと(Things Do)、やったこと(Things Done)を記述するカードです。
    • 本・テレビ・ウェブからのことばの引用、料理のレシピなどは、四番目の「参照カード」に分類されます。これは、「自分以外の他の誰かのアイディア」を記すカードです。

※この考え方は、PoICを参考にしています。PoICはEBtとも親和性の高いメソッドなので、Piggydbとの相性も良いと思います。
  • PoIC とは?
    • (Pile of Index Cards:情報カードの積み重ね) とは、情報カードを使った生産性向上のためのシステムと、それに付随するメソッド(方法論)を指します。
  • 4カード
    • ここでは、私たちの思考や身の回りの情報を追跡するための、4種類のカード(記録、発見、GTD、参照)を導入します。PoIC ではこれを「4カード」と呼びます。私たちをとりまく情報には、実はこの4種類しかありません。
  • 第6回 PoIC++~プラットフォームの拡張
    • PoICは「情報を時系列順にストックする」,「すべての情報を4つのタグで緩やかに分類する」という基本を押さえてしまえば,それ以外のことは比較的自由に考えても構わないシステムだと思います。
    • そして,この2つさえきちんと理解していれば,5×3サイズの5mm方眼罫の情報カードにこだわらずに自由に拡張できます。こうした拡張性の高さが,PoICの魅力のひとつだと思います。そのひとつの例として,ZaurusでのPoICを紹介しました。

閑話休題。私がPiggydbを知った当初はPiggydbにデータを一元化しようと本気で考えていましたが、最近、バックアップのためのエクスポート作業に分単位で時間がかかるようになってきたので、少し考えを改めました。「保存して忘れる」レベルのニュースサイトやライフハック記事のクリップは、全てEvernoteに任せることにしました。(私はEvernoteのプレミアムユーザーです)。そして、Piggydbには「発見」を目的に、「記録」を残すことにしました。「参照」は厳選した情報のみをEvernoteを経由して持ってくることにしました。こうすることで、情報のインプットの手軽さと、Piggydbのスリム化を両立させることができるようになりました。
具体的な手法は以下の通りです。

Evernoteをゆる~く快適に使い続けるためのたった一つのルール。
まずは、Webクリップの為の準備を整えます。現在のEvernoteはFirefox Add-onからWebクリップするとCSSを無視して保存されてしまうので、下記の記事を参考にして1クリックでPDF保存できる環境を整えます。
時折、PDFで保存してもデザインが崩れて、一見、本文が読めなくなるように見えるケースもありますが、対処方法はあります。Adobe Acrobat Professional があれば、ツール→高度な編集→Touch UP オブジェクトツールで、邪魔なWebパーツを簡単にどかすことが出来ます。(フリーで対応しているソフトも探しましたが、すみません、ちょっと見つかりませんでした) しかし、とにもかくにも、PDFを保存する段階では何も気にすることはない! ということが素晴らしいポイントです。もし、後々に崩れたデザインで保存してしまったPDFがあることに気付いた場合でも、その時点で体験版をDLするなり、対応ソフトをもっている知人に頼んだり、と事後対応でスムーズに解決できます。
また、PDFに保存することで、簡単にPiggydbにデータをコピーすることができます。以前利用していたmhtよりも互換性が高く将来的な不安が少ないのもPDFで保存する際の利点です。
次に、ノートを準備します。
上記の記事を参考に、私は以下のようにアレンジしています。
  • 「Inbox」
    • Firefoxで保存されたPDFはまずここに収納されます。
  • 「Archive_Lifehack」,「Archive_Football」,「Archive_Golf」,「Archive_Anything」
    • 私がWebクリップするのはほぼ上記の3種類の記事なのでそれに合わせたノートを用意しました。
    • 「Archive_Anything」はそれ以外用のノートです。最初はこれ一つでも充分かも知れません。
  • 「Cache_Anything」
    • 「すぐ見たい」ノートです。私のEvernoteの使い方では、主にGTD用のノートとなります。
ここまで準備できたら、自由にネットサーフィンをして、どんどんPDFを貯めていきます。気になったページは気軽に保存します。「保存して忘れる」ことで、常に脳をリラックスさせるのです。
そして、毎週1回、Inboxを空にします。「保存して忘れる」私の使い方では、ほとんどのPDFが「Inbox」から直接各「Archive」へ移動することになります。ここで、タグの登場です。
Evernoteにおける私のタグ構成は以下の通りです。
  • 「レーティングタグ
    • 「★_保存して忘れる」
    • 「★★_もう一度見たい」
    • 「★★★_殿堂入り」
  • 「トップダウン式インデックスタグ
    • 「岡田監督」
    • 「東京Vユース」
  • 「ボトムアップ式エッセンスタグ
    • 「怒られるからリスク」
    • 「頑張ることに酔って、そこで自己満足するな!」
※「トップダウン式インデックスタグ」と「ボトムアップ式エッセンスタグ」は、サンプル用に抜粋しています。
「Inbox」から「Archive」へ記事を移動させるタイミングでタグ付けしていくワケですが、ざっとタイトルを流し読みして、「★★_もう一度見たい」以上の記事がなければ、何もタグ付けをせずに、範囲選択してジャンルだけ分けて、さっさと「Archive」へ収納してしまいます。
「★★_もう一度見たい」以上の記事だけ、タグ付けをしていきます。その際、「★★_もう一度見たい」以上のレベルの記事は、「トップダウン式インデックスタグ」から一番具体的な固有名詞を一つだけタグ付けすればOKです。「レーティングタグ」と合わせて、タグは最低限2つ付いていれば充分です。もちろん、すぐに思い浮かぶようならば、「ボトムアップ式エッセンスタグ」もつけていきますが、気負う必要はまったくありません。「ボトムアップ式エッセンスタグ」は思いついたときにつけるのが本来の使い方ですから。
※なぜ、Evernoteでも一番具体的な固有名詞を一つだけタグ付けでOKなのか。(Piggydbでは後述のように明確な理由があります)それは、固有名詞ならば簡単に脳内で補完できるからです。「東京Vユース」は「東京V」の「育成年代」であることは、階層タグで定義しなくても自然に理解できます。検索時もEvernoteの機能を活かし、工夫をすれば、一番具体的な固有名詞を一つだけタグ付けでも充分に目的の記事を見つけられるはずです。
「★_保存して忘れる」タグは実際には使用しません。利便性を考えて、他の「レーティングタグ」が付いていない記事が、「★_保存して忘れる」記事ということにしています。そして、更に簡単に使うために、上記の通り、「★_保存して忘れる」には一切タグ付けをしません。Evernoteの検索は優秀なので、それに頼ることにします。
そして、ここがポイントなのですが、一度検索した記事には、必ず「★★_もう一度見たい」タグと、「トップダウン式インデックスタグ」から一番具体的な固有名詞を一つだけタグ付けするようにします。検索したということはそれだけで自分にとって重要な記事であるという証拠ですから、一手間かけるだけの価値はあるはずです。
逆に言えば、WebクリップしてPDF化した時点ですぐにタグ付けしたくなるような記事以外は、検索時にタグ付けするだけで充分なのではないかと思います。つまり、表題への解答は以下の通りです。
  • Evernoteをゆる~く快適に使い続けるためのたった一つのルール。
    • 検索した記事にのみ、最低限のタグを付けていく。
ちなみに、Webクリップした時点ですぐにタグ付けした記事をボトムアップ式エッセンスタグの具体例の説明を兼ねて、下記に2つほど紹介させて頂きます。

以上が、Evernoteをゆる~く快適に使い続けるためのたった一つのルールです。この方法はPiggydbにも簡単に応用することができます。ノートをタグに置き換えるだけです。PDFを1クリックで保存することだけはできないので、それは手動で行うことになりますが。でも、Piggydbには以下のようなEvernoteにはない素晴らしい長所があります。
  • 新しいフラグメントのテンプレートとしてのフィルタ
    • あらかじめ必要なタグを全てフィルタ登録しておくことで、不適切なタグを外してタグ付けをする事ができます。
    • この方法だと、タグを付け忘れるということがありません! 精神的なストレスが格段に軽減されます!
具体的には、
  1. フィルタ→新規フィルタ
  2. 以下のタグを全て含む→追加
    1. 「★_保存して忘れる」
    2. 「★★_もう一度見たい」
    3. 「★★★_殿堂入り」
    4. 「ライフハック」
    5. 「サッカー」
    6. 「ゴルフ」
    7. 「PDF」 (Piggydb専用のタグです)
  3. 名前:PDF用テンプレート → 保存
という手順で作成したら、
  1. フィルタ→PDF用テンプレート
  2. この状態で、「新しいフラグメントを作る」
  3. 既に上記のタグが入力された状態で、入力画面が表示されるので、不必要なタグを削除
  4. ファイル→PDFを選択(→タイトルを入力、省略可能)→登録
で、簡単に、タグ付けされた状態でPDFのファイルフラグメントを作成することが可能です。また、もちろんこの方法は普通のテキストフラグメントでも使うことが出来ます。付けたいタグが増えてきたときに特にオススメです。Evernoteのように1クリックで保存できない代わりに、PDFを登録する時点で簡単且つ丁寧にタグ付けを行えるのがPiggydbの魅力の一つですね。
  • 複数の親を持てる親子タグ
    • 一番具体的な固有名詞を一つだけタグ付けするだけで、検索時の視点に立ったタグを活用することが出来ます。
「トップダウン式インデックスタグ
→ 「Football」
→→ 「J2」
→→→ 「東京V」
→→→→ 「東京Vユース」
「トップダウン式インデックスタグ
→ 「Football」
→→ 「育成年代」
→→→ 「東京Vユース」
「トップダウン式インデックスタグ
→ 「Football」
→→ 「監督」
→→→ 「岡田監督」
「トップダウン式インデックスタグ
→ 「Football」
→→ 「JFA」
→→→ 「JFA理事」
→→→ 「環境問題担当」
「ボトムアップ式エッセンスタグ
→ 「理想の上司」
→→ 「怒られるからリスク」
→→→ 「頑張ることに酔って、そこで自己満足するな!」
 と事前に一度だけ構成することで、後は、
一番具体的な固有名詞を一つだけタグ付けするだけで、検索時の視点に立ったタグを活用することが出来るようになります。
以上の2つの他にも、「#545 創造的なツールには魅力的なUI、ビジュアルも必要ではないか」や「#542 PiggydbがEvernoteより優れている3大ポイント」でも紹介させて頂いたPiggydbならではの魅力はたくさんあります。
  • 完全にオフラインで作動するので、情報漏洩の可能性が無く情報の安全性が高い!
    • ワンボタンで、すべてのファイルが含まれたオールインワンのアーカイブファイルが作成されるので、バックアップの信頼性も高い!!
  • タグクラウドビューのワクワク感!
    • 大きく育ったタグには、たくさんインプットしたなぁという満足感も感じられますね!!
  • スライドバー操作で、様々に変化するフラグメントリストビューの爽快感!
    • 画像フラグメントのサムネイルが表示されるようになると更に楽しくなりますね!!(要望です、ご検討よろしく御願いします)
  • 軽快な検索スピードと、的確な検索結果を併せ持つ、優秀な全文検索!
    • 一回の表示量を制限しているので、大量の検索結果がある場合でも、極端に遅くなったり重くなったりしないのが職人技って感じです!!
  • フィルタ操作を意識させないシームレスな「関連するタグ」機能!
    • +ボタン、-ボタンでポチっポチっと操作していく感じも、分かりやすく面白いです!!
  • フラグメントツリービューからのつながりをたどるネットサーフィンの楽しさ!
    • 双方向つながりだと更にネットワークが広がり、まさに脳内シミュレータと化します!!
  • PiggydbをFirefoxで活用すれば、Stylishで自由にカラーカスタマイズが可能!
    • #546 ブラック&オレンジがテーマのPiggydb用Stylish、自画自賛ですがオススメです!!

以上、長々と紹介させて頂きましたが、最後まで読んで頂きまして、本当にありがとうございます。Evernoteの階層タグと全文検索で情報を整理することに興味はあるけれど、クラウドサービスはまだ不安、という方、とにかく情報を整理するのが大好きだという方、ぜひ一度Piggydbを試してみてはいかがでしょう。きっと、その素晴らしさに驚くことを保証しますよ!
P.S.
以上のような過程により、今後はPiggydbとEvernoteを使い分けていくことにしました。でも、両者を併用するとやっぱり、Piggydbの良さを再確認するんですよね。とくにつながりが作りたくなります。(Evernote for Mac では、ノート間リンクという機能が追加されたようです。Evernoteの一歩先を行くPiggydb、格好いいです!)やっぱり、私にとってはPiggydbは最高のアイデアツールです!!
 
  • → + #563 いやあ、すごいですね。...   6 years ago (owner) Document