#227     14 years ago (owner) Document
Piggydbが主張するところの「分類の目的」について、分かりやすくパラフレーズして頂いて有難うございます。
「『超』整理法」では、検索のための整理について、「分類」という手法は有効ではないから「時系列に並べよ」と主張しているわけですが、コンピュータが当たり前の時代においてはそれすらも必要なくなったということになりますよね。必要な意味付けも自動的に行われるようになっているし、検索技術は飛躍的に進歩しています。
では、今の時代に「分類」する意味とは何なのかというなりますが、今だからこそ意味があるのではないかと考えています。
今って、何といいますか、情報がフラットに流れるようになっていて、文脈とは切り離されていますよね。そして単に「(雰囲気だけで判断されるような)うまいこと言った」的な情報だけが注目されるようになっていて、それは知識としてはとても価値の低い部類に属するのはないかと個人的には思います。ある程度の量の情報を何度も精読しながら、内部に眠っている構造を自分なりに丹念に組み立てる、というようなことが重要なのではないかなあと思ったりしています。
だからと言って、単にカテゴリという形で体系を作ろうとするなど、道具立てを間違えれば、「『超』整理法」の指摘する罠にはまることになるので、それを克服できるような柔軟な「意味付け」の道具立てを作れればいいと思っているのですが、まだまだ先は長そうです、、、