う〜ん、なかなか面白い案だと思うのですが、私が想定している「ボトムアップに立ち上がってくるコンセプト」とは微妙に違いますね。
始めから「◯◯◯◯」というコンセプトがある、と想定してしまうと、既にあるコンセプトについて単に言葉探しをしているだけになる恐れがあるんじゃないでしょうか。最初の段階で目的が設定されてしまう可能性が高いですから。そうではなくて、KJ法的に言えば、集めた情報自身に語らせないと、発想ということにはなりづらいんじゃないかと思います。
なので「コンセプト指向発想法」では、『ID#XXX』とせざるを得ない、名前を全く決められないようなフラグメントは、そもそも共通性を束ねる力も弱いので、独立したフラグメントにする基準を満たしていないと考えます。
コンセプトの候補となるフラグメントの名前は、名詞や一つのワードである必要は無く、短い文章でもいいので何らかの共通性を表現するタイトルを付けておいて、他から参照する場合は「fragment:1:title」のようにしておけば、タイトルの変更にも追随できるようになります。

「ボトムアップに立ち上がってくるコンセプト」と「現象に対応するコンセプトの組み換え」

magicianさん、移動中に読ませて頂いてますが、やはりこのフィクション形式は面白いですね。magicianさんが言わんとしているところが分かってきました。
magicianさんが「ドアコン」というコンセプトで表現しようとしていたのは、感情や感覚に対応するコンセプトの組み換え(再言語化)ですね。そのために、まず対象となる現象を表すフラグメントを用意しておく必要があると。それが「私はこのことについて分かりません、でもどこが分からないのかは分かっています」の意味ですね。
確かにこれは「ボトムアップに立ち上がってくるコンセプト」とは違うプロセスですが、「紅茶の味」を「純白のドレスで着飾ったアッサム姫の温かな幸せを飲んだあなたにもお裾分け」と表現するのはメタファーですので、結果としては新しいコンセプトを生み出しているわけです。なので、これもありなんですよね。興味深いです。
メタファーコンセプト指向発想法にとってきわめて重要な概念なので、近日中に詳しくまとめようかなと思っています。

作品を読んで頂いたことへの感謝の意 → ...

marubinottoさん、何よりも先に
magicianさん、移動中に読ませて頂いてますが、やはりこのフィクション形式は面白いですね。magicianさんが言わんとしているところが分かってきました。
と仰って頂き、本当にどうもありがとうございます。自分の書いた作品を読んで頂けること、面白いと思って頂けること、伝えたいことが理解されていること、本当に嬉しく思います。