Piggydbを操作すること、それ自体が今以上に楽しくなりますように

整理法などの本を読むと分かりますが、情報を探しやすくするために情報を分類・整理することは、あまり費用対効果が高い作業ではありません。情報の量と種類が多くなればなるほど、管理が難しくなります。探すことにフォーカスするのであれば、高度な検索機能があれば事足ります。とりあえず何でも保存しておいて、あとから検索すればいいわけです。実際にそのようなツールは沢山あって、それらの機能は信じられないほど高度になっています。
情報を探しやすくするために情報を分類・整理すること費用対効果を高くする事ができれば、それは素晴らしいことですよね。情報を整理するツールを操作すること、それ自体が楽しければ、自然と費用対効果も高くなると思います。
ユビキタス・キャプチャーを続けたい人のために
続けるためには「快」が不可欠
以上、ごくありきたりの話に得心がいきましたら、ユビキタス・キャプチャーを続けるための個人的な快感要素を探し出してください。不快要素も見つけ出してください。快の要素を強め、意識し、不快要素を撲滅するようにしていけば、続けられます。
これはユビキタス・キャプチャーに限った話ではないのです。私は最近、かろうじてブログが連日続けられるようになりましたが、続けられるようになった要因は「1Password」と「Text Expander」と「MarsEdit」にあるのです。
ぜんぶLifehacking.jpの堀さんに教わったものですが、「ブログを続ける」というときに障害となったのは、Password入力が面倒くさかったことと、同じ文章をくりかえし入力するのが面倒くさかったことと、タグを覚えるのが面倒くさかったことなのです。それを面倒くさがりながらも何度も続けていたため、それらを取り払ってくれるツールを使うのが快感なのです。だから続くようになったのです。

※ユビキタス・キャプチャーとは? 
一言で言えば「書いて、忘れる」事で、常に脳をリラックスさせる手法です。もっと細かいルールもあるようですが、私は単純に「ちょっとしたことでもこまめにメモすることで、メモしてあるのだから忘れても大丈夫、という安心感を得ることで脳をリラックスさせる」手法と捉えて使っています。
今回の記事とは直接関係は無いのですが、個人的にPiggydbをユビキタス・キャプチャーの重要なツールとして使用しているので、併せて紹介させて頂きました。
ツールから「快」を感じるか? via シゴタノ! ― ユビキタス・キャプチャーを続けたい人のために 
デイリータスクが全てきちんと片付けば「快」だし、自分の予定、タスクが全て書き出されていてそこに書かれていることにだけフォーカスすればいい状況も「快」、考えていることやアイデアが頭の中にだけあって「忘れるかも・・・」と思っている事はひどく「不快」。

現在のPiggydbは操作すること、それ自体が楽しくなるツールになりつつある、と、個人的には感じています。この楽しさに関しては、過去に散々語らせて頂いたので、ここでの重複は避けたいと思いますが、あえて一点だけ上げるなら、タグフラグメントの存在は非常に大きいです。
過去のフラグメントを読み直して、タグ漏れが無いか、タグのルールはズレていないか、などをチェックする作業は受動的な作業であまり楽しいものとは言えません。ですが、タグフラグメントという機能とボトムアップの意識を持って読み返せば、それがたちまちアクティブな能動的な作業となります。過去の自分が無意識に積み重ねてきたフラグメントの数々から、成長した自分の目を使って「宝物の情報」を探す、一大アドベンチャーになるのです。
また、更にPiggydbが、操作すること自体が楽しくなるツールに成長するためにいくつか要望を出させて頂きます。
以上のようなラインナップになりますが、作者様のモチベーションに合わせて、ごゆっくりご検討して頂ければ幸いです。
そして、インプットする各情報のごとのモチベーションに併せて、タグの細かさを分けるのも、大事なポイントだと思います。自分の趣味に関するタグは細かく、仕事に関するタグはおおざっぱに。これもタグ分けを長続きさせる小さなコツではないかと思います。