「思考の整理学」(外山 滋比古著)
「思考の整理学」を読んで、Piggydbの活用を連想させるのは、#229で書いた順序の他、
- メモする
- 寝させ(何で「寝かせる」と書かないの?)て発酵させる
- 寝させて、セレンディピティ(探しものと違うものからの新しい着想)を得る、インブリーディング(同系繁殖)を避ける
- 脈のあるものをピックアップする
- ピックアップしたものを他のノートに整理してメタ化する
という一連の着想法です。
「思考の整理学」のように全部紙で行えばトイレでメモするのは簡単ですが、整理、メタ化が大変です。Piggydb(でデスクトップPC)だとメモする箇所は固定されますが、発酵させるべきメモをどんどんためていって、そこから情報を整理したり、つながりやタグからの予想もしなかった新しい発見を得られる効果は大きくできる気がします。
あらゆる入力経路と情報構成のしやすさの追求
まさにPiggydbでサポートしたいと考えているボトムアップの知識構築ですね。メタ化はPiggydbではもっと分かりやすい言葉で「意味付け」と呼んだりしていますが、重要なのは、このメタ化を繰り返し繰り返し、試行錯誤できることではないかと思います。入力経路の問題も重要ですね。
ということで、目指すべき方向性としては、
- 意味付けをより簡単に素早く行えるようにすること
- 意味付けの対象となる情報をより効率的に俯瞰できるようにすること
- あらゆる経路でフラグメントの入力をできるようにすること