ネットワークビュー

コメント、こんな感じで書いてよかったでしょうか?
フラグメントの並び順については、ドキュメントビューなんかでは特に重要でしょうね。手動での並び順の指定というのも良いと思います。ただ、Piggydb はツリーじゃないよ、ネットワークだよ、という考え方との整合性はちょっと整理が必要かも。
私個人としては、思考ツールとしての使い方を意識するときは、並び順というよりは、今のフラグメントと他のフラグメントの相関関係がどうなっているかの方が大事なように思います。だからもし http://piggydb.jp/fragment.htm?id=68 のネットワーク構造のようなビューがあれば思考を回す助けになるような気がしますね。
最近 EBt を使い始めたのですが、一応ルートメモはあるものの、常にカレントメモを中心にしてリンクでつながる他のメモとのネットワーク構造を見せてくれます。このネットワーク構造をぐるぐるまわしていると、不思議と、まだつながっていない他のメモとのリンク、または新しいメモを思いつきます。ちょっと大げさですが、脳の中で神経細胞がつながっていくのを実感する感じで、やみつきになります。

つながりと順序(重み付け)

コメント、こんな感じで書いてよかったでしょうか?
(いつも)コメント有難うございます。完璧です(^_^
ネットワークだよ、という考え方との整合性はちょっと整理が必要かも
鋭いです~。当初ツリーではなくてネットワークなので順序というものはなく、単につながりがあるということを意識してはいたのですが、ご指摘の通り、これは情報の見せ方にも関わってきます。上から下に並べる見せ方では結果的に順序を無視できなかったわけですね。
実はPiggydbのモデルとしては、現状のものが最終段階ではなく、将来的には「つながり」にもっとフォーカスを当てようという計画があります。具体的には「つながり」にも意味づけを出来るようにしたいと考えています。まあオントロジーみたいなものですよね(多分)。
そのように考えると、「順序(重み付け)」というのは「つながり」に付属する意味づけの中の一つのバリエーションだと言えると思います。そしてそれはバリエーションの中でも比較的重要なので先行して導入してしまおうと、そのように考えたわけです。
なので、他にも意味づけが追加できると考えて頂ければ、整合性の面では特に問題ないかなあ、と考えています。もちろん「見せ方」のバリエーションについても同時に検討していくことが重要だと思います。
グラフみたいなものは以前から考えてはいるのですが、これはどちらかと言えば技術的な問題になるので、ある程度時間を割いて調査する必要がありますね(HTML5とか)。
EBtの情報有難うございます。これは面白そうですね。結構歴史の長いソフトのようですね。「似たような概念のソフトがあまりないのでわかりにくいのですが」なんて私と同じ悩みが (^_^; 後で試してみたいと思います。

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(いつも)コメント有難うございます。
あれ、ばれちゃったか? というか別の常連さんと間違われている可能性も。
つながりの意味付け、そしてそのバリエーションとしての順序というのは興味深いですね。かといってあまりユーザが指定する部分を増やすと、ユーザが一貫性のある指定をすればいいですが、自分みたいないい加減な輩だと破綻しそうで怖いですf(^^;。
もし自分でプログラム書くならという(決して実現しないいい加減な)立場で考えると、少なくとも現時点では、つながりのあるドキュメント同士で参照した回数によって自然と重み付けができていくようにしておき、ドキュメントビューの順序は別に指定できるようにするような気がします。思考するときは重要性、関連性が強いものを中心に取り上げるが、他人に話をするときは必ずしも重要な順にしない、ということから考えて。
常に十分練らずに思いつきベースで書きますのでお許しを。

ネットワーク型のメモソフト - EBt → ...

ちょっと前にユーザーさんから教えて頂いたEBtというソフトウェアを試してみたのですが(#208)、このソフトウェアのコンセプトはPiggydbにとても似ています。いままでPiggydbに似たものとして、WikiとかEvernoteなどを紹介したり、されたりしてきたのですが、このEBtこそがPiggydbと同じようなソフトウェアとして紹介できる初めてのものではないかと思いました。しかもEBtは結構歴史が長いようなので、Piggydbにとっては先輩にあたるソフトウェアです。
EBtのコンセプトはPiggydbよりも遥かにシンプルです。あるのは情報の単位となる「メモ」とそれらをつなぐ「リンク」だけです。はっきり言って、手軽なネットワーク型メモツールが必要なのであれば、Piggydbよりも、このEBtの方が遥かに軽くて使いやすくてオススメです。元々はZaurusというPDA向けに開発されていたということで、モバイル上のアイデアプロセッサとしても最適なソフトウェアだと思います。
情報の構造がネットワーク型になるのはPiggydbと同じですが、EBtのリンクは双方向のつながりであるところがPiggydbと異なる点です。双方向リンクのメリットとして、リンクを辿って進むのも戻るのも同等の操作になるので、ネットワークの移動操作が一元化できるということがあります。
Piggydbの「つながり」は有方向なので、EBtのリンクと比較すると、+αの意味付けが行われていることになります。そういった意味でも、EBtの方がずっとプリミティブなモデルを採用していることが分かります。さらに、EBtでは情報の分類もリンクで行うようになっています。つまり、メモがタグの役割も兼ねています。
このプリミティブなモデルに意味付けを追加していけば、Piggydbのモデルと同等のものが出来上がるわけです。そういった意味で根を同じくするソフトウェアだと思います。
とても興味深いと思ったのは、EBtの作者の方も私と同様の悩みを抱えておられるようで、既存の情報管理というものはツリー構造というものに支配され過ぎているので、こういった自由なネットワーク構造が果たしてどれほど受け入れられるのか、という部分を気にされているようでした。
ツリー構造は、例えば書籍などがそうですが、情報の構成に制約を追加することによって、ある種の分かりやすさを実現しています。ツリー構造は一次元の構造なので、誰でも順序に従って情報を追いかけることができます。しかし、実際に書いている内容はもっと複雑な構造を持っていることがほとんどなので、書籍の構造に束縛されすぎると内容を正しく理解できない恐れがあるわけです。個人的な経験から言えば、こういった「束縛」は結構馬鹿にできないところがあると感じています。
と、ここではこれ以上深入りするのは避けますが、こういったEBtとPiggydb、あるいはその他の情報管理とのモデルの差異を考えていくのは結構興味深いものがあります。
こういった話題が出たからという訳ではないのですが、実は近々Piggydbのモデルをネタにした裏Piggydb研究サイトをスタートしたいと目論んでいます(もちろんPiggydbを使って)。発想法などに興味がある人にとっては必読の内容になるかもしれない(?)ので、お楽しみに。

フラグメントの順序 → ...

フラグメントの順序(重み付け)のお話を最初にうかがったとき、マインドマップのサブブランチに①、②、③などと番号をつけるような感じだなと思いました。
最近、「思考の整理学」(外山 滋比古著)を読みました。ざっと読んだ感じ、個人的に、全体的にはあまりピンとこなかったのですが、部分的にはいくつか参考になる記述がありました。順序については「エディターシップ」という節に興味深い記述があります。
ABCDEという5つの問題があるとき、ABCDEではまるでおもしろくないが、EDCBAだったら一変しておもしろくなり、ECDABだったら又違う見え方になる可能性があるので、細切れのメモを書いたカードから着想を得られる、という趣旨の部分です。
雰囲気的にPiggydbの典型的な使われ方に近いんじゃないかと感じました。